
テレホン・ショッピング、インターネット・ショッピング、ホームセンターなどで、その手頃な価格、取り扱いの容易さなどから
一般消費者の方々から反響を呼んでいるエアゾールタイプの消火器具(正式には「エアゾール式簡易消火具」と言います。
)とは、・・・・・・・・
「エアゾール式簡易消火具」と「消火器」はどこが違うの?
エアゾール式簡易消火具は、消防法令上における定義は消火器と同じものですが、ご家庭内における石油ストーブ、 くずかご、天ぷら鍋等の火災に対する初期消火の有効性、消火剤等に対する人体への安全性などについて、
消火器とは別に技術基準が定められています。
当協会は、この技術基準に適合したものに、その証として「NSマーク」を貼付しております。
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いつ頃から登場したのですか?
昭和57年12月にエアゾール式簡易消火具の技術基準(消防庁告示)が制定されました。
当協会は、この技術基準に基づいて昭和58年に鑑定を開始しました。
エアゾール式簡易消火具の構造や仕組みはどうなっているのですか?
- 当協会の鑑定に適合したものは、ご家庭で使われているヘアスプレー等のエアゾール製品と殆ど同じ構造です。
- 片手で操作でき、消火剤と噴射のための加圧ガスが入っています。消火剤は再充填はできず、使い切りタイプです。
- 「消火剤」はどんなものが入っているのですか?
- 構造的な違いによるタイプ別はありませんが、充填されている消火剤の種類によって消火性能が異なります。
- 当協会の鑑定に適合したエアゾール式簡易消火具として強化液、粉末、機械泡、水(浸潤剤等入り)などが充てんされたタイプがあります。
- 評価基準では、6種類の消火模型(天ぷら鍋、くずかご、ストーブ、カーテン、クッション及びエンジンルーム)が規定されており、
液体系の殆どが天ぷら鍋、くずかご、カーテン及びクッションの火災に適応しており、
加えてストーブ及びエンジンルーム火災にも適応するものは粉末系です。
- ガス系の消火具(二酸化炭素、ハロン)では「てんぷら油」火災の消火は困難です。
一旦消え たように見えますが、再燃するおそれがあります。
選ぶときのポイントは何ですか?
当協会の鑑定に適合したもの(適合マーク:NSマークが貼付されています)で、使用目的にあった「適応火災の絵表示」の
記載があるものを選ぶことが必要です。
当協会ウェブサイトの鑑定適合品一覧をご覧下さい。
使用や保管などの注意はありますか?
- ご使用にあたっては、余り近づきすぎず2~3m離れたところから消火を開始すると安全かつ有効に消火できます。
- 使用時には、再発火を防ぐため全量を放射することが必要です。
- 一度使用した消火具は消火剤が足りなくなったり、加圧ガスが自然に抜けてしまう可能性もありますので、再使用しないで下さい。
- 保管にあたっては、直射日光、湿気等を避けて、概ね0℃~40℃の温度範囲内に保管して下さい。
- 使用済みや使用期限(容器に表示されています)が過ぎたものは表示にしたがって中身を抜くなどの適切な処理をし、
自治体の指示等にしたがって廃棄することが必要です。
注意事項
- エアゾール式簡易消火具は、家庭内で時折発生する天ぷら鍋、石油ストーブ、くずかごなどの
火災の極く初期段階に対して一定の消火効果があるものですが、消火器の代替品ではなく、
補助的な役割を果たすものとして、その効果が期待されるものです。
- 現在、市場に出回っているエアゾール式簡易消火具のうち、上記の鑑定適合マークが貼付されていないものについて
当協会が調査を行いましたところ、一旦消火しても直ぐに再燃するも の(写真1)、消火剤を放射した途端、
火炎が著しく拡大するもの(写真2)がありました。

写真1(一旦消火しましたが、油温が発火点(約370℃)以下にならないため、再燃しました。)
写真2(消火剤を放射すると火炎が2m以上の高さに拡大しました。)